メール便とは?発送方法や各社のサービスについて解説

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メール便とは?わかりやすく徹底解説(2025年最新版)

メール便とは、ポスト投函することで配達が完了する、比較的安価な配送サービスです。
少量の荷物を発送するときや書籍・CDなど薄い荷物を発送するときに適した手段になります。

この記事では、「メール便とは?」という基本的なところから、
現在利用できる主要なメール便サービスの種類、料金比較、送り方、注意点まで、
2025年最新版の情報をもとにわかりやすく解説していきます。

メール便を検討している方・企業のサプライ担当の方は是非チェックしてみてください。

 



メール便とは?わかりやすく解説

「メール便」とは、小型の荷物や書類を安価に発送できる配送サービスの総称です。
主にポスト投函型で、宅配便のような対面受け渡しを必要とせず、不在時でも受け取れる点が特徴です。
かつてはヤマト運輸の「クロネコメール便」が広く利用されていましたが、2015年に終了。
その後、各配送事業者が独自に類似サービスを展開するようになり、現在では「ネコポス(ヤマト運輸)」「クリックポスト・ゆうパケット(日本郵便)」などが代表例となっています。


宅配便との違い

メール便と宅配便の主な違いは、配達できるサイズと配達までの日数、配送料金です。
メール便は、ポスト投函で発送するため、サイズや厚さに制限があり、比較的安価ですが、配達日時の指定や追跡機能は限られています。
一方宅配便は対面配達がほとんどのため、サイズや重さの制限がメール便に比べ緩く、配達日時指定や追跡機能も充実しています。さらに宅配便は、メール便では発送することのできない冷蔵・冷凍のお荷物にも対応しています。


項目 メール便 宅配便
コスト 安価(数百円) 高め(数百円〜1,000円超)
サイズ 小型(厚み・重量制限あり) 中〜大型も対応
配送方法 ポスト投函(非対面) 手渡し(対面)
追跡機能 一部あり あり
補償 原則なし 原則あり



現在使える主なメール便サービス一覧(2025年最新版)

現在提供されている各社のサービス一覧は下記の通りです。

 日本郵便  ゆうメール、ゆうパケット、クリックポスト、ゆうパケットプラス、ゆうパケットポスト
 ヤマト運輸  ネコポス、クロネコゆうメール、クロネコゆうパケット
 佐川急便  佐川急便

メール便サービスは、サービスごとに発送可能なサイズや送料が異なります。
ここでは各社のサービスの特徴や料金などを比較していきます。

日本郵便のメール便

提供会社 サービス名 最大サイズ・重量 送料 日数 追跡
日本郵便 ゆうメール 【大きさ】長辺34㎝以内/短辺25㎝以内/厚さ3㎝以内
【重さ】1㎏以内
【150g以内】180円
【250g以内】215円
【500g以内】310円
【1㎏以内】360円
3~4日 △(特定記録サービス利用で可能)
クリックポスト 【大きさ】長辺14㎝以上34㎝以内/短辺9㎝以上25㎝以内/厚み3㎝以下
【重さ】1㎏以内
185円 2日程度
ゆうパケット 【大きさ】長辺34㎝以内/厚さ3㎝以内/3辺合計60㎝以内
【重さ】1㎏以内
【厚さ1㎝以内】250円
【厚さ2㎝以内】310円
【厚さ3㎝以内】360円
1~2日
ゆうパケットポスト 【大きさ】長辺34㎝以内/厚さ3㎝以内/3辺合計60㎝以内
【重さ】2㎏以内
一律215円+専用ラベルまたは資材 2~3日 〇(アプリ連携)
ゆうパケットプラス 【大きさ】24㎝×17㎝×7㎝
【重さ】2㎏以内
一律380円+専用箱65円 2~3日 〇(アプリ連携)



ヤマト運輸のメール便

提供会社 サービス名 最大サイズ・重量 送料 日数 追跡
ヤマト運輸 ネコポス 【大きさ】23~31.2cm × 11.5~22.8cm × 厚さ2.5cm以内
【重さ】1kg以内
契約により異なる
上限385円
1~2日
クロネコゆうメール 【大きさ】14~34cm × 9~25cm × 厚さ2cm以下
【重さ】1kg以内
契約により異なる 3~7日 ×
クロネコゆうパケット 【大きさ】14~34cm、3辺合計60cm以下、9cm以上
【重さ】1kg以内
契約により異なる 3~7日

佐川急便のメール便

提供会社 サービス名 最大サイズ・重量 送料 日数 追跡
佐川急便 飛脚メール便 【大きさ】長さ40cm以下/厚さ2cm以下/3辺計70cm以内
【重さ】1kg以下
【300g以内】168円
【600g以内】220円
【1kg以内】325円
※現金不可。元払売掛のみ
3~4日 ×
飛脚ゆうメール便 【大きさ】長さ34cm以下/幅25cm以下/厚さ3cm以下
【重さ】3kg以下
【200g以内】115円
【500g以内】168円
【1kg以内】299円
【2kg以内】330円
【3kg以内】456円
※現金不可。元払売掛のみ
郵便局へ差出後5日程度 △(web上では不可)

 

メール便のメリットとデメリット

様々な特徴のあるメール便ですが、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
それぞれ3つずつ挙げて解説します。

メリット

・送料が一律で安い
宅配便に比べ低コストで荷物を送れます。

・不在時でもポストに荷物が届く
ポスト投函による配達のため、対面受け取りが不要です。
ただしポストに荷物が入らない場合は対面の受け取りが必要になります。

・荷物の追跡が可能
ヤマト運輸のクロネコゆうパケット・ネコポス、佐川急便の飛脚メール便は、荷物の配送状況を追跡できます。

デメリット

・保証がない
メール便は破損や紛失に対して保証がありません。万が一紛失などが合った場合はショップ側で対処が必要になります。

・日時を指定できない
メール便は配送日・配送時間を指定・確認できません。配送日時を知りたい場合は、荷物を追跡できるサービスを利用することがおすすめです。

・到着までの時間がかかる
土日や祝日に配達が行われないサービスの場合は、発送から受け取りまで5日ほどかかることがあります。
急ぎで必要な商品を購入する場合は注意が必要です。

どんなものが送れる?送れないものは?

メール便は、薄くて軽い荷物を低コストで配送できる便利な手段ですが、すべてのものが送れるわけではありません。
特に法人で利用する場合、発送物の種類によっては法律上の制限があるものや、配送トラブルになりやすいものも存在します。
ここでは、メール便で送れるもの・送れないものの代表例を解説します。

メール便で送れるもの

メール便は、基本的に「厚みが制限内」で「壊れにくく」「補償が不要」なものであれば送付可能です。
法人利用でよく見られる送付物としては、以下のようなものが挙げられます。

たとえば、営業活動や広報の一環として配布されるパンフレットやチラシ、カタログは、代表的なメール便対応物です。
また、印刷物や同人誌、小冊子などもサイズ内であれば問題なく発送できます。

近年では、アパレル商材(Tシャツやインナー類)や小型雑貨、スマホアクセサリーなど、EC事業者によるメール便活用も増加しています。
試供品やサンプル品のように「無料配布が主な目的」の内容物にもメール便は適しています。

メール便で送れないもの

一方で、メール便では送れないものも明確に存在します。
代表的なのは、「信書」に該当する文書類です。

請求書・納品書・見積書・契約書などの法的文書は、民間のメール便で送ることが禁止されています(郵便法による制限)。
これらを誤ってメール便で発送すると、法令違反となる可能性もあるため、注意が必要です。

また、現金・商品券・貴金属などの高額品や、壊れやすいガラス製品・精密機器もメール便には不向きです。
メール便はポスト投函が基本となるため、荷物の落下や衝撃に対する保護性が低く、破損や盗難のリスクがあります。

さらに、スプレー缶やアルコール類などの危険物・液体物、温度管理が必要な食品なども配送不可、あるいは避けるべき対象です。

メール便資材の選び方

上記で各社のメール便を比較し、それぞれのサイズや料金がまちまちだということが分かりました。
利用するサービスを選んだら、商品を梱包して発送します。
ここでは、メール便対応資材の選び方のポイントを解説します。

封筒・資材の選び方

メール便を活用する上で、意外と重要なのが「梱包資材の選定」です。
どれだけ内容物がメール便対応であっても、資材選びを間違えるとサイズオーバーで差し戻しになったり、破損・クレームの原因になったりしてしまいます。
まず確認すべき3つのポイントをチェックしていきましょう。

  • 利用するサービスの適用サイズを確認

    各社で厚さや重さの上限が異なります(例:ネコポスは厚さ3cm以内、ゆうパケットは1kg以内など)。商品だけではなく、配送箱のサイズにも注意が必要です。

     

  • 商品の保護が必要かどうか

    薄い商品でも、壊れやすいものには緩衝材入り封筒や商品固定用の台紙(+シュリンク包装)が必要です。

     

     

  • 梱包・封緘のしやすさ

    大量発送では「作業効率」も重要。テープ付き封筒や、組み立てしやすい資材が作業時間短縮に貢献します



厚み・サイズの測定

メール便の最大の特徴は「サイズ制限」。
規定を超えてしまうと、差戻しや送料の変更が発生してしまいます。

測定ポイント
厚み:3cm以内(ネコポス等)、2.5cm以内(ゆうパケット等)が一般的
長辺×短辺:A4サイズ(長辺34cm以内)が基準になる場合が多い
重さ:1kg以内が主流

厚みゲージ(スケール)や定規・メジャーで実際に封を閉じた状態で測定するのがベストです。


 

メール便発送の業務を効率化するには

メール便はコストメリットが大きい一方、法人利用では「梱包作業がボトルネックになる」という声も少なくありません。
実際に、封入・厚さ確認・封緘など、1件ごとの手間が蓄積すると、発送現場にとっては
大きな人件費・工数のロスにつながります。

そこで注目されているのが、自動化・省力化を実現する梱包ソリューションです。

大量発送に最適:メール便自動梱包ライン

メール便自動梱包ラインは、封入から封緘、ラベル貼りまでを自動で行う自動梱包ラインです。
月間数万件規模の発送を行う企業様に最適な、ソリューションです。

  • 商品を自動で封入・梱包

  • 厚さ規定に準拠した封緘を自動で実施

  • 梱包作業の省人化、効率化

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小規模・手作業派に:組み立て不要の「Pick’n Pack」

すぐに導入できて、誰でも使える手梱包資材をお探しの方には、Pick’n Pack(ピッキンパック)がおすすめです。

 

  • 組み立てた状態でお届け

  • 取り出してすぐに使える

  • メール便各社の厚さ規定に適合

 

多品種小ロットの発送や、イベント対応など柔軟性が求められる現場で特に活躍します。

 

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【まとめ】メール便を賢く使いこなそう

メール便はコストパフォーマンスに優れた配送方法ですので、各社の特性を理解して上手に利用しましょう。
目的にあった資材とサービスを利用することがポイントとなります。

ダイワハイテックスでは、メール便をはじめ通販事業者様の効率化支援として
自動梱包ラインや便利な資材をご提供しています。

今後メール便の取り扱いを始める法人様は、ぜひお問い合わせください。

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