
梱包作業を自動化(効率化)するには?機械導入時の注意点も解説
更新日 2022-05-13
ネット通販が浸透しオンラインで物を購入することが当たり前になるにつれ、出荷現場では梱包数が増え梱包作業にかかる時間や必要な人員は増加しています。
出荷量が増えるにつれ人手が足らなくなり梱包作業を効率化したい。そんな悩みや要望が高まっているのではないでしょうか。
この記事では自動梱包機とはどんなものがあるのか?また効率化をするときの注意点も解説します。
1.梱包作業の効率化が必要な理由
近年新型コロナウイルスの流行もあり、オンラインで商品を購入する方や、頻度はますます増加しています。それにともない梱包現場では、梱包人員の不足や出荷が間に合わないといった問題を抱えています。
こうした課題を解決するために自動梱包機のニーズは高まっています。
出典: 総務省統計局HP 2022年(令和4年)1月分(令和4年3月11日公表, 二人以上の世帯)ネットショッピングの状況 二人以上の世帯
2.梱包の効率を大幅に上げる方法
梱包作業の効率を大幅に上げるためには梱包機械の導入を検討しましょう。
機械といっても段ボールの組み立てなど一部を自動化・半自動化するものや、機械を組み合わせて全体を効率化する「自動梱包ライン」といったものまで様々なものがあります。
現場や予算にあった機械を検討しましょう。
3.梱包作業を自動化するための機械
梱包作業を効率化する機械をいくつか紹介します。
製函機
たたまれた状態の段ボールを自動で組み立て、箱を作成します。
段ボールの組み立てに時間がかかっている場合は効果的です。
封函機
上面が開いた段ボール箱にテープ留めをして封をします。
梱包の最後に段ボールを閉じる作業を効率化します。
シュリンク梱包機
シュリンクフィルムで包まれた被梱包物を加熱して、形状に合わせて梱包します。
段ボールパッドを使用して梱包すれば、輸送時の破損や汚れを防ぐ事ができます。
緩衝材を詰める時間を削減できるだけでなく、緩衝材自体を削減します。
バブルシート包装機
内側に緩衝材のプチプチがついたバブルシートで包装ができる自動包装機。
ネコポスやゆうパケットなどメール便を使用する際に行う梱包作業を簡素化・効率化します。
自動ラベル貼り付け機(オートラベラー)
梱包した商品に、自動でラベルを貼り付けます。
これまでラベル出力や貼り付けにかかっていた時間や人員を大幅に削減できます。
4.梱包機を導入するメリット・デメリット
出荷量が増えたり、人手不足が進むと安定した業務を行える機械化はより重要になってきます。
機械を導入すると、どんなメリットとデメリットがあるか下で確認してみましょう。
梱包機を導入するメリット
効率的な機械を導入することで人手不足を解消するだけでなく、出荷数を大きく増加させる事ができます。
また梱包の質も均一化され、スタッフひとりひとりの負荷が軽減するといった効果も期待できます。
梱包機を導入するデメリット
導入する機械のレベルによって変わりますが、基本的には高性能であればあるほど初期の導入コストが増加します。
機械を導入してからかかるランニングコストを確認して事業内容や出荷規模にあった機械を選定する必要があります。
5.梱包機の導入を検討する際のポイント
それでは機械を導入する際のポイントを確認してみましょう。
自社に合った適切な機械を導入しましょう
梱包機といっても卓上で使える小さなものから全自動の大きなものまで数多く存在するので、
出荷件数や事業規模に適した機械を選定する必要があります。
また機械は必ずといっていいほど不具合や不調といったことが起こりえます。
製品スペックは同じでも故障時の保守対応も非常に重要なポイントです。
6.まとめ
無理にすべてを自動化にすることにこだわらず梱包作業全体を考慮し、効果のある機械化を目指しましょう。
また機械を使用する現場の方が、使用しやすいかといった点や機械に不調があった際の保守対応も確認しておきましょう。
自動梱包機・自動梱包ラインをご検討の方
梱包作業を全体的に見直したい・プロの目線でアドバイスが欲しいといった方はぜひ一度ご相談ください。
無理に自動化を目指すのではなく現場にあった梱包作業をご提案致します。
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