梱包機とは?手動・半自動・全自動の違いと選び方をわかりやすく解説

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更新日 2026-04-23

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※記事内の画像は一部生成AIを使用し作成しています

「PPバンドで荷物を結束したいが、量が増えて手作業が追いつかない」
「梱包機を導入したいが、種類が多くてどれを選べばいいかわからない」
そんな悩みを抱える現場担当者は少なくありません。

梱包機とは、荷物をPPバンドやPETバンドで結束するための機械の総称です。手動・半自動・全自動と自動化の度合いによって種類が分かれており、処理量や用途によって適切な機種が異なります。

この記事では、梱包機の定義と役割から、種類ごとの特徴、使用するバンドの選び方、導入前に確認すべきポイントまでを順を追って解説します。類似した用語(結束機・包装機・自動梱包ライン)との違いも整理しているので、機器選定の入口としてお役立てください。

目次

梱包機とは?基本的な定義と役割

梱包機で段ボールを結束している作業風景

梱包機とは、PPバンドやPETバンドを使って荷物を結束・固定するための機械の総称です。製造業や物流業の現場で、出荷前の荷物をまとめて固定したり、段ボール箱にバンドを掛けたりする工程で広く使われています。

1台で結束作業を完結させる設備を指し、搬送設備やコンベアなどの前後工程とつながった「ライン機」とは区別して考えます。まずは「PPバンドで荷物を結束する機械」として押さえておくと、用語の混乱が少なくなります。

梱包機と結束機の違い

「梱包機」と「結束機」は、ほぼ同じ意味で使われることが多い用語です。

「梱包機」がやや広い呼び方で、「結束機」はその中でもバンド結束を行う機械を指す表現として使われることがあります。

実務の現場では「梱包機=結束機」として扱っても大きな問題はありません。ただし、後述する「自動梱包ライン」や「包装機」とは明確に異なる設備なので、それらとの混同には注意が必要です。

梱包機と自動梱包ラインの違い

混同しやすい用語として「自動梱包ライン」があります。自動梱包ラインは、通販物流における梱包工程全体を自動化するライン設備です。商品の封入・封かん・ラベル貼付などを一括で行うシステムを指します。

重要なのは、自動梱包ラインにはPPバンドによる結束工程が含まれないという点です。

梱包機(結束機)とは別の設備として整理してください。「自動梱包」という言葉が共通しているために混同されやすいですが、対象とする工程がまったく異なります。

ダイワハイテックスでは、こうした梱包工程を自動化したい現場向けに、自動梱包ラインの構築に対応した各種システムも提供しています。荷物の形状や配送方法に合わせて、最適な自動梱包ラインをご提案することが可能です。

PAS-Line 外観

PAS-Line(パスライン)

全長3.5mの省スペース設計で、1時間1,000件の高速出荷を実現。メール便の梱包コストを最小化したい現場に最適です。

PAS-Lineの詳細を見る >
MELT-Line 外観

MELT-Line(メルトライン)

メール便最大サイズ対応。専用の糊付け(テープレス)により、美しい梱包と高い開封性を両立。ブランド価値を高める梱包ラインです。

MELT-Lineの詳細を見る >
BOS-Line 外観

BOS-Line(ボスライン)

フィルム固定で緩衝材を完全撤廃。宅配便サイズの梱包を自動化し、資材コスト削減と配送中の破損防止を同時に実現します。

BOS-Lineの詳細を見る >

梱包機と包装機の違い

「包装機」は、商品を袋・フィルム・箱などに封入・包装するための機械です。梱包機(バンド結束)とは担う工程が異なります。

工程のイメージとしては、「包装機で商品を封入・包装する → 梱包機でバンドを掛けて固定する」という順番になることが一般的です。どちらも「梱包」という言葉に含まれそうに見えますが、機械としての役割は別物です。

梱包機の種類と特徴|手動・半自動・全自動を比較

搬送ラインに組み込まれた全自動梱包機

梱包機は、自動化の度合いによって大きく3種類に分かれます。それぞれの操作方法・向いている用途・コスト感を整理します。

  手動梱包機 半自動梱包機 全自動梱包機
操作 人が全工程を実施 商品セット後にスイッチ操作 搬送〜結束まで自動
向いている規模 小規模・スポット 中規模・定常作業 大量・高速処理
コスト感
ライン接続 不要 機種による あり(機種・用途による)

手動梱包機|低コストで小規模・スポット用途に向く

手動梱包機は、バンドの引き締め・溶着・切断などの結束作業を人が行うタイプです。機械本体のコストが低く、導入のハードルが低い点が特徴です。

スポット的に梱包が必要な場面や、結束量が少ない小規模な現場に向いています。一方、処理量が増えると作業者の負担が大きくなるため、量が多くなるにつれて半自動・自動への切り替えを検討するケースが多いです。

半自動梱包機|スイッチ操作でバンド掛けを効率化

半自動梱包機は、荷物を所定の位置にセットしてスイッチを押すと、バンドの引き締め・溶着・切断を機械が行うタイプです。機種によっては、人がバンドを掛けた後に締め、以降を機械が担うものもあります。

手動と比べて作業時間が短縮でき、品質も安定します。定常的に一定量の結束作業が発生する中規模な現場で多く採用されています。設置スペースも比較的コンパクトで、導入しやすい機種が多いです。

全自動梱包機|結束工程をまるごと自動化

全自動梱包機は、搬送されてきた荷物へのバンド掛けから結束完了まで、一連の工程を自動で行う機械です。コンベアなどの搬送設備と接続して使うことが多く、ライン機として構成されるケースが一般的です。

処理量が多い大規模な現場や、高速・連続処理が求められる物流拠点などに向いています。

初期投資は手動・半自動と比べて大きくなりますが、人件費の削減や処理速度の向上という観点から、中長期での費用対効果を計算したうえで導入を検討する設備です。

梱包機で使うバンドの種類|PPバンドとPETバンド

梱包機で使用するバンドは、素材によって「PPバンド」と「PETバンド」の2種類が主流です。バンドの選定は、結束する荷物の重量・形状・強度要件によって変わります。

機械の機種によって対応するバンドの種類や幅が異なるため、バンド選定と機種選定はセットで考えることが重要です。

PPバンド|汎用性が高く一般的な結束用途に

PPバンド(ポリプロピレンバンド)は、梱包機で最も広く使われているバンドです。軽量で取り扱いやすく、コストも抑えられるため、一般的な出荷・物流用途に幅広く対応しています。

段ボール箱の結束や、比較的軽量な荷物のまとめ結束など、日常的な梱包作業のほとんどはPPバンドで対応できます。色のバリエーションも豊富で、用途別に色分け管理している現場もあります。

PETバンド|重量物・強度が必要な場面に

PETバンド(ポリエステルバンド)は、PPバンドと比べて引張強度が高く、重量物や金属・木材など密度の高い荷物の結束に使われます。伸びが少なく、結束後のゆるみが起きにくい点も特徴です。

製造業の重量物出荷や、パレット積みした大型荷物の固定など、強度が求められる用途で選ばれます。PPバンド対応機とPETバンド対応機では仕様が異なるため、導入前に使用するバンドを確認した上で機種を選ぶ必要があります。

梱包機を選ぶときの3つのポイント

梱包機を導入する際に確認すべき主なポイントは、ワークの仕様・処理量・設置環境の3つです。この3点を整理しておくと、機種の絞り込みがスムーズになります。

結束するワークの大きさ・重量・形状

梱包機には、対応できる荷物のサイズ(幅・高さ)や重量の上限が機種ごとに設定されています。まずは結束する荷物の最大サイズと最小サイズ、重量の範囲を把握しておくことが先決です。

形状が不定形だったり、柔らかい素材で変形しやすい荷物だったりする場合は、対応できる機種が限られます。メーカーへの確認時に、実際のワーク寸法と素材を伝えると、適合機種の絞り込みが早くなります。

1日あたりの処理量

処理量は機種選定に直結する要素です。1日あたりの結束本数・個数と、1回の結束にかけられる時間(タクトタイム)を把握しておきましょう。

目安として、スポット的な少量処理なら手動、定常的な中量処理なら半自動、連続的な大量処理なら全自動梱包機が選択肢になります。将来的な処理量の増加も見据えて、余裕のあるスペックを選ぶことが多いです。

設置スペースと搬送ラインとの接続要否

設置場所の広さと、既存の搬送設備との接続が必要かどうかも確認が必要です。

手動・半自動であれば比較的コンパクトなスペースで設置できますが、全自動梱包機をラインに組み込む場合は、前後の搬送設備との高さ・速度の整合性を取る必要があります。

既存ラインに後から組み込む場合は、搬送コンベアの仕様変更が伴うケースもあります。レイアウト図をもとにメーカーと事前に確認することをおすすめします。

梱包機の導入前に確認したいこと

機種を決める前に確認しておくと後悔が少なくなるポイントを2つ紹介します。

レンタル・中古という選択肢もある

梱包機は、購入以外にレンタルや中古機での導入という選択肢があります。

季節的に梱包量が増える時期だけ使いたい場合や、まず試験的に導入してから本格導入を判断したい場合は、レンタルが有効です。

中古機は初期コストを抑えられる反面、消耗部品の残寿命や保守対応の可否を事前に確認することが重要です。

保守・メンテナンス体制が整っているメーカーや販売店を選ぶことで、導入後のトラブルリスクを下げられます。

メーカーへの相談・仕様確認のポイント

梱包機の機種選定は、カタログスペックだけで決めるのが難しい場合があります。

実際のワークサイズ・処理量・バンドの種類・設置環境をまとめた上でメーカーに相談すると、適合機種の提案をスムーズに受けられます。

確認しておきたい項目の例を以下にまとめます。

  • 対応できるワークの最大・最小サイズ
  • 使用できるバンドの種類と幅
  • 1時間あたりの最大処理能力(結束本数)
  • 消耗部品の交換頻度と部品の入手しやすさ
  • 保守・メンテナンスの対応範囲と費用
  • 設置工事や試運転サポートの有無

梱包機に関するよくある質問

メンテナンスや調整が必要な梱包機本体

梱包機と結束機はどう違うのですか?

実務上はほぼ同じ意味で使われています。厳密には「梱包機」がやや広い概念で、「結束機」はバンドを掛ける機器部分に近いイメージです。どちらもPPバンドやPETバンドで荷物を結束する機械を指すと理解しておけば、現場で混乱することはほとんどありません。

自動梱包ラインと梱包機は別物ですか?

別物です。自動梱包ラインは、通販物流における封入・封かん・ラベル貼付などの梱包工程全体を自動化するライン設備です。PPバンドによる結束工程は含まれないため、梱包機(結束機)とは担う役割が異なります。

PPバンドとPETバンドはどちらを選べばいいですか?

一般的な段ボール結束や軽量荷物にはPPバンドが適しています。重量物・金属・木材など強度が必要な荷物にはPETバンドが向いています。

ただし、機種によって対応するバンドの種類が決まっているため、使用するバンドと機種をセットで確認することが重要です。

梱包機はレンタルできますか?

できます。季節的に梱包量が増える時期や、試験的な導入を検討している場合にレンタルは有効な選択肢です。

ただし、レンタル対応の機種・期間・費用はメーカーや販売店によって異なります。保守体制も含めて事前に確認することをおすすめします。

半自動梱包機と全自動梱包機の選び方の目安はありますか?

1日あたりの処理量が目安になります。定常的に発生する中量の結束作業であれば半自動、連続的な大量処理や省人化を重視する場合は全自動梱包機が候補になります。

処理量だけでなく、設置スペースや既存ラインとの接続要否も合わせて検討してください。

まとめ|梱包機の選び方と導入検討の進め方

梱包機について、この記事で解説した内容を整理します。

  • 梱包機とは、PPバンドやPETバンドで荷物を結束する機械のこと。自動梱包ラインや包装機とは別の設備。種類は手動・半自動・全自動の3つ。処理量と自動化の度合いに応じて選ぶ。
  • 使用するバンドはPPバンド(汎用)とPETバンド(重量物・強度重視)の2種類が主流。機種との相性を確認する。
  • 選定時は「ワークのサイズ・重量」「1日の処理量」「設置スペース・ライン接続の要否」の3点を整理しておく。
  • 購入だけでなく、レンタルや中古機という選択肢も検討の余地あり。導入前にメーカーへの仕様確認を推奨。

梱包機の導入を検討している場合は、実際のワーク仕様と処理量を整理した上で、メーカーや販売店に相談するのが最も効率的です。

用途に合った機種を選ぶことで、現場の作業効率と品質の向上につながります。

「どの梱包機・自動梱包ラインが自社に合うのか具体的に相談したい」という場合は、下記よりお気軽にお問い合わせください。現場のワーク情報をもとに、最適な構成をご提案します。

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