メール便が安いのはどこ?主要3社の料金比較と1通あたりコスト削減術

case

  1. 通販物流の自動梱包機(ライン) カーゴウェル(CARGOWELL)
  2. 記事一覧
  3. コラム
  4. メール便が安いのはどこ?主要3社の料金比較と1通あたりコスト削減術

更新日 2026-07-30

メール便が安いのはどこ?主要3社の料金比較と発送コストを下げる実践法を解説する記事のアイキャッチ画像

※記事内の画像は一部生成AIを使用し作成しています

メール便が安いのはどこか、最新の料金で見極めたい方に向けた記事です。ECサイト運営者や物流部門、物流代行の担当者を想定し、主要サービスの料金比較から、送料だけでは下がらない1通あたりの発送コストの削減方法までが分かります。

【この記事の著者】

株式会社ダイワハイテックス

ダイワハイテックス編集部

ダイワハイテックス編集部では、物流・倉庫業務、梱包・包装に関する実務情報を発信しています。国内150ライン以上への導入実績と、社内エンジニアによる設計・保守の知見をもとに、現場の作業効率化、省人化、コスト削減につながる情報を分かりやすくお届けします。

目次

メール便とは|宅配便・普通郵便との違いを整理

台車を押す作業者と積み上げられた段ボールのある倉庫

最適なサービスを選ぶ前に、メール便と宅配便、普通郵便の違いを整理しておくと、料金や条件の比較がしやすくなります。

メール便の基本的な仕組み

メール便とは、書類や小型商品などを安価に発送できる配送サービスの総称です。各運送会社がそれぞれ独自のサービス名で展開しており、料金体系やサイズ規定にも違いがあります。

主な特徴は次のとおりです。

  • ポスト投函で配達が完了するため、受取人の在宅確認が不要
  • 料金は全国一律、もしくは厚さや重量による段階制が中心
  • 再配達コストが発生しにくく、運用負荷を抑えやすい

宅配便・普通郵便との違い

宅配便と普通郵便を含めた3つの配送方法を並べると、それぞれの位置づけが見えやすくなります。

項目 メール便 宅配便 普通郵便
料金 安価 高め 中程度
受け取り ポスト投函 対面 ポスト投函
追跡 サービス次第 標準で付帯 基本的に無し
補償 限定的または無し 標準で付帯 無し
時間指定 不可 可能 不可

信書を送れない点には要注意

メール便で特に気をつけたいのが、信書の取り扱いです。信書とは、特定の受取人に対して差出人の意思や事実を通知する文書を指します。

信書に該当する代表的な書類は次のとおりです。

  • 契約書・請求書・納品書・領収書
  • 申込書・依頼書・願書
  • 特定の宛名を記載した会報誌の文面

信書をメール便で送ることは認められておらず、違反した場合には罰則が設けられています。ある文書が信書に当たるかどうかは判断が難しいため、法人で取り扱うときは社内に確認の手順を用意しておくと安心です。

詳しい内容は、日本郵便などの公式情報で最新の内容をご確認ください。

主要3社のメール便サービスを一覧比較|料金・サイズ・追跡

日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便の3社を中心に、料金やサイズ、追跡の有無を一覧で確認できるように整理しました。

3社のラインナップと特徴

各社のメール便ラインナップは、提供条件や狙いが異なります。

  • 日本郵便は、契約不要で誰でも使えるサービスが豊富で、個人と法人のどちらにも向いています
  • ヤマト運輸は、自社網で配達するサービスと、日本郵便網に委託する低価格サービスを併存させています
  • 佐川急便は法人契約を前提に、重量のある荷物にも対応する独自のサービスを持っています

各社の宅配サービス全体の違いを詳しく知りたい場合は、ヤマトと佐川を比較した記事もあわせてご覧ください。

料金・サイズ・追跡の一覧表

代表的なサービスを、料金や最大サイズ、追跡の有無で比較しました。料金は税込の目安で、直近の改定を反映し、改定前と改定後を「→」でつないでいます。適用される料金や実施時期は変わる場合があるため、利用前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

運営会社 サービス名 料金目安 最大サイズ 最大重量 追跡
日本郵便 クリックポスト 185円 → 240円 3辺合計60cm・長辺34cm(改定後) 1kg → 2kg あり
日本郵便 ゆうパケット 250〜360円 → 一律360円 3辺合計60cm・厚さ3cm 1kg あり
日本郵便 ゆうメール 190円〜380円(重量制) 3辺合計60cm程度 1kg なし
ヤマト運輸 ネコポス 契約単価により変動(〜385円程度) A4・厚さ3cm 1kg あり
ヤマト運輸 クロネコゆうパケット 契約により変動(厚さ別) 3辺合計60cm・厚さ3cm 1kg あり
ヤマト運輸 こねこ便420 全国一律420円(契約不要・沖縄発を除く) A4・厚さ3cm 1kg あり
ヤマト運輸 クロネコゆうメール 契約により変動 3辺合計60cm 1kg なし
佐川急便 飛脚メール便(法人) 168円〜325円程度 3辺合計70cm・厚さ2cm 1kg あり
佐川急便 飛脚ゆうメール便(法人) 115円〜456円程度 34×25×3cm 3kg なし

ネコポスは、ヤマト運輸と契約のある法人や個人事業主、または対象のフリマサイトなどを経由する個人が利用できます。契約なしで誰でも使いたい場合は、全国一律420円のこねこ便420が代わりになります。

クリックポストで発送する手順は、クリックポストの使い方と大量発送のコツで詳しく紹介しています。

郵便の小型サービスも比較|スマートレター・レターパック

各社のメール便のほかにも、日本郵便には全国一律で安く送れる小型サービスがあります。薄い荷物や軽い荷物を安く送りたいときは、これらも比較の対象になります。

サービス 料金(税込) サイズ・重量の目安 追跡 特徴
ミニレター(郵便書簡) 85円 25gまで・薄物 なし 図書カードや薄い書類など最小クラスの荷物向け
スマートレター 210円 A5・厚さ2cm・1kg なし 追跡が不要な小型商品を手軽に送れる
レターパックライト 430円 A4・厚さ3cm・4kg あり ポスト投函で追跡が付き、4kgまで対応
レターパックプラス 600円 A4・厚さ制限なし・4kg あり 対面での受け取りで、厚みのある荷物にも対応

追跡が不要な薄い荷物ならスマートレターやミニレターが安く収まり、追跡や厚み、重さが必要ならレターパックが候補になります。スマートレターの使い方は、こちらの解説記事にまとめています。

なお、厚さ3cm・1kg以内で追跡が欲しい場合は、定形外郵便よりもクリックポストやゆうパケットのほうが有利になりやすいと考えられます。数十g程度のごく軽いものを追跡なしで送るなら、定形外郵便やミニレターのほうが安く収まるケースもあります。

サイズ・重量別に見る"最安"メール便早見表

結局どれが一番安いのかを、送りたい荷物のタイプ別に整理しました。配達日数の目安と土日配達の可否もあわせて確認できます。

料金は税込の目安で、改定後の水準を反映しています。実際に適用される料金や実施時期は各社公式サイトでご確認ください。

送りたいもの(目安) 料金面で有力な選択肢 料金の目安 追跡 配達日数の目安 土日配達
厚さ1cm・軽量の薄物 クリックポスト 240円 あり 翌々日〜 あり
追跡不要のごく薄い書類 ミニレター/スマートレター 85〜210円 なし 数日 平日中心
厚さ2〜3cm・1kg以内 クリックポスト/ゆうパケット 240〜360円 あり 翌々日〜 あり
冊子・カタログ(追跡不要) ゆうメール 190〜380円 なし 3〜5日程度 平日中心
1〜3kgの重量物 飛脚ゆうメール便(法人) 〜456円程度 条件による 数日 平日中心
契約なしで誰でも送りたい クリックポスト/こねこ便420 240〜420円 あり 翌々日〜 あり
追跡・スピード重視 ネコポス 〜385円程度 あり 最短翌日 あり

料金改定により、ゆうパケットは厚さにかかわらず一律料金へ、クリックポストは240円へと見直され、あわせて重量が2kgまで、サイズが3辺合計60cmまで拡大されました。

この結果、厚さ1cm前後の薄物を最安で送る従来の戦略は崩れ、逆に厚さ3cm前後で1〜2kg程度の荷物は、規格が広がったクリックポストが有利になっています。自社の商品サイズ構成にあてはめて、あらためて試算しておくと安心です。

用途別|安いメール便を選ぶ判断基準

安く送るには、利用シーンごとに最適なサービスを選ぶ視点が欠かせません。重量や厚さ、追跡の必要性、発送量によって最適解は変わります。

シーン別の最適解 早見表

代表的な利用シーンと、料金面で優位になりやすいサービスをまとめました。

利用シーン 料金面で優位なサービス 選定理由
個人で1通だけ送る クリックポスト 全国一律240円で追跡が付き、契約も不要
契約なしで誰でも送りたい こねこ便420 全国一律420円で契約が不要(沖縄発を除く)
ECで小型商品を送る ネコポス/クロネコゆうパケット 追跡が標準で、配送スピードも速め
DM・カタログを大量発送 特約ゆうメール(法人契約) 大口割引で1通あたりの単価を圧縮できる
1〜3kgの重量物を送る 飛脚ゆうメール便 3kgまで対応する数少ない選択肢
追跡・スピード重視 ネコポス 最短翌日配達と追跡を両立できる

フリマアプリを使う場合は、アプリと連携した専用便を選ぶと、通常よりも安く発送できることがあります。個別に契約しなくても全国一律の割安な料金で送れるため、個人でネコポスやゆうパケットに相当するサービスを使いたいときの入口になります。ネコポスとゆうパケットの細かな違いは、両者を比較した記事で確認できます。

法人・EC事業者が押さえておきたい3つの視点

法人やEC事業者が選ぶときは、料金以外の運用面も含めて判断することが大切です。

  1. 追跡情報を顧客に共有できるかどうかで、問い合わせ対応の負荷が変わります
  2. 配達日数の短さは、レビューや再購入率に影響しやすい要素です
  3. 発送量に応じた契約形態(特約や代行)の活用余地も、必ず検討しておきましょう

メール便の最新動向と知っておきたい変更点

メール便の市場はここ数年で構造が変わっており、古い情報のまま運用していると最適な選択を逃してしまう可能性があります。

サービス改編の主な動き

近年起きた主な変化を、押さえておきましょう。

  • 日本郵便の料金改定により、ゆうパケットは厚さ区分がなくなって一律料金になり、クリックポストは240円へ引き上げられました。あわせてクリックポストは重量とサイズの上限が広がっています
  • クロネコDM便は終了し、後継としてクロネコゆうメールへ移行しました
  • ネコポスは継続が正式に決まり、その後のリニューアルで対応サイズが広がり、ポストに入らない場合の置き配にも対応しました
  • 契約不要で全国一律に使えるこねこ便420が加わり、個人でも使いやすい選択肢が増えました

料金の詳細や実施時期は変わる場合があるため、各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

発送コストへの影響

これらの変化が示すのは、運送会社の役割分担と料金水準が再編されているという事実です。据え置きが続いていた料金が改定に向かったことで、大手の運賃改定は今後も定期的に起こる前提で考えておく必要があります。

これまでと同じ運用を続けていると、知らないうちに割高になっているケースもあります。発送実績の多い事業者ほど、定期的な見直しが収益改善に直結します。

メール便の送料をさらに安くする5つの方法

作業台で板紙を折り加工する手元の様子

ここからは、メール便の利用料金そのものを下げるための具体策を紹介します。サービス選定だけでなく、契約形態や運用フローの工夫も大きな差を生みます。

代表的な5つの方法は次のとおりです。

  1. 持込割引や複数口割引を活用する(営業所への直接持ち込みで割引が累積します)
  2. 法人向けの契約運賃を結び、通常料金より下げる
  3. 発送代行や物流代行を活用して、まとめ差出による単価圧縮を実現する
  4. 厚さ規定の階段状料金を意識し、上位の料金帯に入らない梱包を徹底する
  5. メール便規格に合わせた専用資材を採用し、サイズオーバーと作業ロスを防ぐ

さらに踏み込んだコスト削減の全体像は、物流コスト削減の方法18選も参考になります。

法人で効果が大きい契約運賃

特約ゆうメールに代表される法人契約運賃は、年間の差出予定数や仕分け作業の要件を満たすことで、通常料金よりも安く発送できます。一方で、郵便番号順の仕分けや結束作業など、自社で対応すべき要件も発生します。

近年は特約ゆうメールも値上げの傾向にあるため、契約内容を定期的に見直すことが欠かせません。自社で要件を満たすのが難しい場合は、特約契約を持つ発送代行を介する選択肢も有効です。

「送料」だけ見ても発送コストは下がらない|見落としがちな隠れコスト

送料を熱心に比較しても、現場のコスト削減につながらないことがあります。原因の多くは、発送業務全体に占める送料以外のコストが見落とされている点にあります。

同じ「最安」でも、単価ではなく1出荷あたりで捉え直す考え方は、ダンボール最安値の本当の選び方でも解説しています。

発送1通の本当のコストは3要素で決まる

発送1通あたりのコストは、運送会社に支払う送料だけで決まるわけではありません。次の3つの合計こそが、本当の意味での1通あたりコストになります。

  • 運送会社に支払う送料
  • 封筒・箱・緩衝材などの梱包資材費
  • 梱包・宛名貼り・出荷検品にかかる人件費

大量発送の現場では、人件費が送料を上回るケースも珍しくありません。送料だけを最適化しても全体コストが下がらない理由は、ここにあります。

手作業梱包と自動梱包ラインのコスト比較

梱包工程の自動化は、現場のコスト構造を大きく変えます。次の比較は、手作業梱包を1通あたり30〜45秒と仮定し、自動梱包ライン側についてはPAS-Lineの実績値をもとにした場合の試算例です。数値は前提条件によって変わります。

項目 手作業梱包 自動梱包ライン 差分
1通あたり所要時間 約30〜45秒 約2〜3秒 最大15倍以上
1時間あたり処理数 約80〜120件 最大約1,000件 約8倍以上
人員配置 複数名が必要 オペレーター数名で対応可能 人件費を圧縮
梱包品質 作業者で差が出やすい 再現性が高い 規格外リスクを抑制

人件費を下げる具体的な改善策を知りたい場合は、梱包作業の効率化に関する記事もあわせてご覧ください。

品質のばらつきが生む「見えない損失」

手作業による梱包は、作業者ごとに仕上がりに差が出るため、メール便の厚さ規定をわずかに超えてしまう規格オーバーが発生しやすくなります。料金改定でクリックポストの厚さ上限が広がる一方、ゆうパケットは厚さにかかわらず一律料金になったため、規格内に安定して収める重要性はむしろ高まっています。

そこから派生する損失には、次のようなものがあります。

  • 差戻しや追加料金の発生による直接的なコスト増
  • 配送中の破損による返品対応や代替品手配の人件費
  • クレーム対応によるカスタマーサポートの負荷

たとえば、仮に月間1万通を発送する現場で1通あたり30円のコスト削減ができたと仮定すると、月30万円、年間で360万円規模の差になる計算です。これはあくまで仮定を置いた試算例であり、実際の効果は発送量や作業内容によって変わります。

以下の資料では、梱包工程の見直しで発送コストを下げた現場の事例を紹介しています。

 

導入事例集

メール便規格に最適化した梱包の考え方

メール便を安く、確実に活用するには、規格に最適化した梱包設計が欠かせません。資材選定と梱包フローの見直しによって、1通あたりのコストは着実に下がります。

資材選びと厚さ管理のポイント

メール便用の資材は、商品の形状や緩衝性の必要度に応じて選びます。代表的な資材タイプは次のとおりです。

  • 封筒タイプは軽量で資材コストが低いものの、緩衝性に乏しい傾向があります
  • 厚紙ケースタイプは、緩衝性と剛性のバランスがとれています
  • 薄型段ボール箱タイプは、商品保護と規格内収納の両立に優れています

加えて、商品本体の厚みに緩衝材や封かんテープの厚みを足した実質厚さを、規格より数ミリ余裕を持って収めることが、安定運用の鍵になります。資材コストを抑える具体策は、緩衝材を安く調達する方法エアークッション封筒の選び方も参考になります。

商品カテゴリ別の最適梱包

商品によって最適な資材や梱包方法は異なります。書籍は角折れ防止と防水性、CDやDVDは割れを防ぐ緩衝性、アクセサリーや雑貨は複数点の固定、電子部品は静電気への配慮が要点になります。

特に発送量の多い書籍については、本の梱包方法を解説した記事で、1冊から大量発送までのコツをまとめています。

再現性のある梱包フローを整える

月間数千通以上の発送現場では、誰が梱包しても同じ品質に仕上がる再現性が成果を左右します。作業者の熟練度に依存しない梱包フローを構築できれば、規格オーバーや配送トラブルを大幅に減らせます。

再現性を高めるには、作業手順の標準化と、可能な工程からの機械化が有効です。

大量発送の現場が選ぶ「梱包工程の自動化」という選択肢

フォークリフトと梱包済みパレットがある出荷エリア

送料をいかに安く抑えても、梱包に時間と人件費がかかっていればトータルコストは下がりません。大量発送の現場では、梱包工程そのものを自動化する取り組みが進んでいます。

自動梱包ラインで実現できること

自動梱包ラインは、商品の封入、封かん、ラベル貼付といった一連の梱包工程を機械化するライン設備です。PPバンドなどで荷物を束ねる結束機とは別物で、通販物流に特化した梱包工程の自動化として位置づけられます。

導入によって得られる主なメリットは次のとおりです。

  • 作業時間と人件費を大幅に削減できます
  • 梱包品質の再現性が高まり、規格外のリスクが下がります
  • 緩衝材や封かんテープの使用量が最適化され、資材費も下がります
  • 送り状データと納品書を照合し、荷物をトラッキングすることで、誤配送を未然に防げます

上位のシステム(WMSや基幹システム)と連携すれば、実績データの自動送信まで一気通貫で行えます。結束機を含む梱包機の種類や違いを基礎から知りたい場合は、梱包機とは何かを解説した記事や、自動梱包機について解説した記事をご覧ください。

自動梱包ライン選定のチェックポイント

自動梱包ラインを選ぶ際は、商品特性と発送量に合った設備を見極めることが重要です。確認すべき主なポイントは次のとおりです。

  1. 商品サイズの可変性に対応できるか
  2. 資材コストと運用コストのバランスがとれているか
  3. 誤配送防止機能やトラブル抑止の仕組みが備わっているか
  4. 1時間あたりの処理能力が、自社の出荷規模と合っているか

発送規模に応じて選べる自動梱包ライン

自動梱包ラインは大規模物流専用というイメージを持たれがちですが、実際には小規模なEC事業者から段階的に導入できる構成も存在します。料金改定で規格の一律化や拡大が進み、規格内に安定して収める梱包の価値が高まっている今、発送量の成長に合わせて機械化を進めるアプローチが現実的です。

以下は、メール便の発送量が多い現場で活用される代表的な自動梱包ラインです。

PAS-Line 外観

PAS-Line(パスライン)

全長 3.5 mの省スペース設計で、1 時間 1,000 件の高速出荷を実現。メール便の梱包コストを最小化したい現場に最適です。

PAS-Lineの詳細を見る >
MELT-Line 外観

MELT-Line(メルトライン)

メール便最大サイズ対応。専用の糊付け(テープレス)により、美しい梱包と高い開封性を両立。ブランド価値を高める梱包ラインです。

MELT-Lineの詳細を見る >
BOS-Line 外観

BOS-Line(ボスライン)

フィルム固定で緩衝材を完全撤廃。宅配便サイズの梱包を自動化し、資材コスト削減と配送中の破損防止を同時に実現します。

BOS-Lineの詳細を見る >

梱包工程の自動化によって、人件費や作業時間を大きく削減できた事例があります。具体的な数値は事例集でご確認いただけます。

 

導入事例集

メール便を使う前に確認しておきたい注意点

メール便はコスト面で大きな魅力を持つ一方、利用前に押さえておくべき制約もあります。後からトラブルにならないよう、事前に確認しておきましょう。

メール便には、次のような制約があります。

  • 信書・現金・貴金属・宝石類などの貴重品は送れない
  • 補償が限定的、または無いサービスがあり、高額商品には不向き
  • 配達日時の指定ができないため、時間に縛りのある商材には合わない
  • 規定の厚さや重量をわずかでも超過すると、差戻しや料金変更の対象となる

メール便に関するよくある質問

メール便を初めて利用する担当者から多く寄せられる質問を、最後にまとめました。

Q1. 料金改定でメール便はどう変わりますか

ゆうパケットは厚さ区分がなくなって一律料金になり、クリックポストは240円へ引き上げられました。あわせてクリックポストは重量とサイズの上限が広がっています。

薄物を安く送ってきた事業者ほど影響が大きいため、自社の商品サイズ構成で影響を確かめ、サービスの使い分けを見直しておくと安心です。適用される料金や実施時期は、各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

Q2. 送料を下げても発送コストが下がらないのはなぜですか

発送1通のコストは、送料に加えて梱包資材費と人件費の合計で決まるためです。大量発送の現場では人件費が送料を上回ることもあり、送料だけを削っても総コストは下がりません。梱包工程の効率化まで含めて見直すことが大切になります。

Q3. メール便は土日祝に届きますか

サービスによって異なります。クリックポストやゆうパケット、ネコポスは土日祝の配達にも対応しています。一方で、ゆうメールやクロネコゆうメールは、配送スケジュールが平日中心となる場合があります。

Q4. メール便で送れない物品はなんですか

信書や現金、貴重品、壊れやすい高額商品、冷蔵冷凍品などは送れません。各サービスごとに発送禁止物品が定められているため、利用前に必ず確認してください。

Q5. 大量発送で送料を最安化する手順は

発送量や物品の特性を整理したうえで、自社契約・特約契約・発送代行のいずれが最もコスト効率が高いかを比較することが、最初のステップになります。あわせて梱包工程の効率化も検討すると、送料以外のコストも下がります。

Q6. 自動梱包ラインはどれくらいの発送量から検討すべきですか

月間数千通の規模で梱包に専任スタッフを割いている現場であれば、人件費の削減と梱包品質の安定化という観点で、検討する余地は十分にあります。発送量の成長に合わせた段階的な導入も可能です。

まとめ|メール便の安さは「送料+梱包」で判断する

メール便は、軽量で薄型の荷物を低コストで届けられる強力な選択肢です。ただし料金改定を境に、どこが安いのかという答えは変わりました。送料だけで判断すると、本来下げられるはずのコストを取り逃してしまいます。

この記事の要点を、最後に整理します。

  • 料金改定により、ゆうパケットは一律料金へ、クリックポストは240円へと見直されました。薄物中心の事業者ほど影響が大きいため、規格別の使い分けが欠かせません
  • 個人で1通だけならクリックポスト、契約なしで送るならこねこ便420、ECの薄型商品ならネコポスやクロネコゆうパケットが料金面で優位です
  • 追跡が不要な薄物はスマートレターやミニレター、厚みや重さがあるならレターパックも選択肢になります
  • 送料の最適化と梱包工程の最適化を両輪で進めることで、本当の意味でコストが下がります
  • 月間数千通以上の現場では、自動梱包ラインの導入が大きな効果を生みます

自社の発送量や商材特性を踏まえた構成を検討したい場合は、専門の担当への相談や事例集の確認から始めると、課題に合った導入像が見えてきます。送料比較を起点としつつ、梱包工程まで含めた総合的なコスト最適化を進めることで、利益率の改善と発送現場の負荷軽減を同時に実現できます。



運営者情報

本記事は、通販物流向けの自動梱包ライン「CARGOWELL(カーゴウェル)」を開発・提供する株式会社ダイワハイテックスが運営しています。当社は自動梱包ラインの設計・製造から、送り状発行システムや誤配送を防ぐ制御システム、専用資材の供給、稼働後の保守までを一貫して手がけています。

自動梱包機の導入実績は200件を超え、代表的なラインでは全国累計1億件以上の荷物が梱包されてきました。本記事の梱包コストに関する記述は、こうした導入現場で得た知見に基づいています。

本記事の料金やサービス情報は執筆時点のものです。料金改定の内容は各社の公式発表をもとにしています。最新の料金、規格、実施時期は、各社公式サイトで必ずご確認ください。

【この記事の著者】

株式会社ダイワハイテックス

ダイワハイテックス編集部

ダイワハイテックス編集部では、物流・倉庫業務、梱包・包装に関する実務情報を発信しています。国内150ライン以上への導入実績と、社内エンジニアによる設計・保守の知見をもとに、現場の作業効率化、省人化、コスト削減につながる情報を分かりやすくお届けします。

おすすめ記事

    導入事例集無料ダウンロード
    YESNOチャート

    製品をご検討中の方へ

    まずはお気軽にお電話で
    お問い合わせください!

    03-3558-7513

    受付時間: 9:00〜17:00
    (土日祝祭日を除く)

    無料相談

    配送キャリアや・機械資材など
    お気軽にご相談下さい

    資料ダウンロード

    詳細資料の
    ダウンロードはこちら

    実機見学

    梱包や機器のサイズ等、
    実際の仕様をご覧いただけます

    product_cv_icon05.png

    お問い合わせ

    ご不明点などお気軽に
    お問い合わせください

    PAGETOP